2022年7月7日(木)放送の『ZIP』では待機電力がかからないものや待機電力を減らす節電方法について教えてくれました。
意外と消費している待機電力、気にしていますか?
電気料金の値上げが発表された今年の夏は昨年の夏に比べて電気料金が上がることは避けられそうにありませんね。
少しでも節電するために、節約アドバイザーの和田由貴さんが教えてくれた待機電力がかからないものは?プロが教える節電方法をご紹介します。
待機電力がかからないものはある?
今年の夏は電力需給逼迫注意報が出たり、節電することは生活の一部になっていますね。
そこで夏の一般家庭の消費電力を調べると
夏の家電製品の1日の電力消費割合で6番目に待機電力がきています。
意外と待機電力で消費していることがわかります。
そもそも待機電力はどんな家電にかかっているのでしょうか?
待機電力がかからないものはあるのかみてみましょう!
リモコンでオン・オフをしたり、 機械自体を保守するために電力が必要なものは 待機電力はかかっています。
【待機電力がかかるもの】
例えば一般的なリビングにある
エアコン・テレビ・ブルーレイレコーダー・パソコン・ゲーム機・タブレット・ハードディスクレコーダーなど
↑ これだけの家電が待機電力を使っています。
待機電力の電気代は平均家庭で年間約6,100円というデータもあるそうです。
待機電力は意外と気付かないうちにかかってしまっているので、見直すと電気代も変わってきます。
エアコンの待機電力
夏には欠かせないエアコンはメーカーによって違いますが最近の機種の場合、待機電力は1Wほどで電気代は約19円(1ヶ月)です。
エアコンの場合はプラグをこまめに抜くことはやってはいけません。
なぜプラグを抜くのはダメなのかと言うと
スイッチを切ってしばらくの間はパイプの中を冷媒(熱を循環させるガス)が室外機と室内機を行ったり来たりしています。
そこでプラグを抜いてしまうと故障の原因になってしまいます。
エアコンは待機電力を使って熱を外に移動させていて、その最中にプラグを抜くと故障につながります。
しばらく使わない春や秋のオフシーズンにプラグを抜いて節電しましょう!
テレビの待機電力
テレビといえば待機電力の大きいイメージですが、最近のテレビは待機電力は少なくなっています。
【例】
2010年製テレビ⇒待機電力は4.8W
最近のテレビ⇒待機電力は0W
省エネ技術が進み計測できないほど微量なため、プラグを抜く必要はないのだそうです。
最近のテレビは基本的にはリモコンでオフにするだけでOKです。
ハードディスクレコーダーの待機電力
プラグを抜くと録画予約ができなくなるので待機電力はカットできなさそうですが、実は節電できるんです!
機種によっては「高速起動のモード」が搭載されていて、高速起動の状態にすると常にスタンバイ状態になっているので待機電力の消費が大きくなってしまいます。
高速起動モードとは。。。
レコーダーの起動を早める機能のこと
高速起動を利用している方は、できればオフにした方が節電になります。
高速起動モードオンの待機電力は4.9W、モードオフにすると0.7Wになりモードを切るだけで待機電力が7分の1までダウンします。
カットできた4.2Wは 家庭内で使う家電の電力の約0.8% (1日)にあたり、微々たる量ですが積み重なれば大きな節電につながります。
デスクトップ型パソコンの待機電力
パソコンの待機電力をカットするためプラグを抜いても大丈夫なのでしょうか?
パソコン修理の専門店で仕組みに詳しい業者さんに待機電力について聞いてみたところ
起動中の内部は冷却用のファンが回っていて、主電源を消すとファンが停止します。
その時の待機電力を計測すると1.2W
基板などに微量の電気を流すために待機電力が使われています。
デスクトップ型パソコンの待機電力は節約できるのでしょうか?
それは内蔵された電池が電源となるのでバッテリーがなくならない限りは、プラグを抜いてもある程度は大丈夫ということです。
ただし電池の消耗が早くなるため、基本的にはプラグはつないだままの方が良いそうです。
ノートパソコンの待機電力
ノートパソコンでよくやりがちなのが、フル充電でシャットダウンしプラグをつないだままにすることです。
これはずっと電力を使っているように見えますが、 待機電力を計測するとほぼ0Wでした。
しかしこのままでは過充電になるので十分にバッテリー残量があれば、コンセントから抜いた方がより良いそうです。
待機電力がかからないもの充電式ゲーム機
充電式ゲーム機はフル充電時の待機電力はほぼ0W(計測できない微量の待機電力は流れています)
待機電力がかからないものは電源をつないだままにしても待機電力はほぼかかりません。
ヘアアイロン・ドライヤー・アイロン・電気ケトルは、ほぼ0Wなのではなく本当に0W!
待機電力はかかっていません。
節電はできるところからコツコツと続けて行きましょう♪
ぜひ参考にしてみてください。
待機電力がかからないものプロが教える節電方法【ZIP】まとめ
『ZIP』の特集で待機電力がかからないものや待機電力を減らす節電方法についてまとめました。
待機電力がかからないもの⇒充電式ゲーム機・ヘアアイロン・ドライヤー・アイロン・電気ケトル
待機電力がかかるもの⇒エアコン・テレビ・ブルーレイレコーダー・パソコン・ゲーム機、タブレット、ハードディスクレコーダーなど
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