2021年5月25日(火)日本テレビ系列「バゲット」の番組では、初心者でも簡単に始められるガーデニングの特集でした。
ガーデニングは初心者でも簡単に始められるので今、大人気です。
先日の放送でバゲットガーデンで育てるのにおすすめの野菜は?
とアンケートをとったところ、ミニトマトが人気第1位だったそうです。
「バゲット」では、前回ハーブの寄せ植え、次はミニトマトの寄せ植えを栽培して、只今バゲットガーデンを拡充中です。
今回は、プランターを使って、初心者でも育てられる相性抜群のミニトマトとバジル・チャイブの寄せ植えの育て方をご紹介します。
ミニトマトとバジル・チャイブの寄せ植えは相性抜群なので、プランターでの育て方を覚えて家庭菜園を楽しんでみてはいかがですか。
ミニトマト・バジル・チャイブの寄せ植えを育てる3つのポイント
家庭菜園でも大人気のミニトマトの寄せ植えは、園芸家の深町貴子さんに教えてもらいました。
深町貴子さんによるとミニトマトを育てるメリットは
- ベランダでも手軽に育てられる
- 収穫期間が長く、たくさんの実をつける
このような点が初心者にはおすすめなのだそうです。
ミニトマトを作る上で、育て始める時のポイントが3つあります。
1.一緒に植えると相乗効果
深町さんによるとミニトマトと一緒に育てるとミニトマトの成長を助ける植物があります。
こうした相性のいい組み合わせを考えることを「コンパニオンプランツ」と言うそうです。
コンパニオンプランツとは
ナス×パセリのように、一緒の鉢などで栽培すると病気を抑えたり、虫除けになったりと相乗効果でどちらもよく育つ植物のことです。
バジル
ミニトマトと相性抜群のコンパニオンプランツはバジルです。
ミニトマトとバジルはカプレーゼにしても美味しいので、食べても相性抜群ですね。
バジルがたくさん水を吸うのでミニトマトが乾燥気味に育ち、味の濃い美味しい実になるんだそうです。
チャイブ
そしてもう一つは肉や魚料理の香り付けによく使われるネギの仲間のチャイブというハーブ。
チャイブがミニトマトの病気を引き起こす微生物の増殖を抑えてくれるので、ミニトマトが丈夫に育つそうです。
相乗効果と言わず三つの合わせ技で良く育ちます。
2.ミニトマト植え方のコツ
いよいよミニトマトの寄せ植えです。
ミニトマトは深く根を張る性質があるので、プランターは直径約30㎝×深さ20㎝以上のものにします。
プランターの底に鉢底石を敷いたらプランターの縁から約3㎝下まで土を入れます。
ミニトマトは根が広く深く張るので、真ん中に植えましょう。
そしてバジルはミニトマトから少し離して植え、チャイブはミニトマトの近い所に植えます。
ここで大事なポイント!
ミニトマトが倒されるとまっすぐに戻ろうとします。
自分が倒れるかもしれないとなると、それを支えるために根がたくさん出ます。
ですので根がたくさん出るということは養水分の吸収が早くなるので早く大きくなるのです。
深町さん曰くミニトマトの植え方のコツはスパルタ教育だそうですよ。
わざと斜めに植えることで危機感を与え、たくさん根を張らせることで早く強く育てます。
一方で、バジルとチャイブはまっすぐに植えます。
3.早く根を張らせるために仮支柱をさす
ミニトマトはまっすぐ育てると150㎝くらいまで高く大きく育つため、それをサポートする支柱を立てるのが一般的です。
しかし、深町さん曰くもう一つ大事な支柱が必要なんだそうです。
それが仮支柱(割り箸)です。
この仮支柱とは苗が周りの土と早くなじんで、早くに根が張るように助けるもの。
なので仮支柱は短くても大丈夫なので割り箸などを利用します。
まっすぐではなく、5㎝程残して、わざと斜めにさします 。
そうするとこの根鉢(ポット)の中身が動かないで周りの土とピタッとくっつきます。
そして最後に本支柱(150㎝か×3本)を立てます。
本支柱に麻紐でミニトマトの茎を結びます。
この時支柱はきつく、茎は成長して太くなってもいいようにゆるく結びましょう。
後は、プランターの底からたっぷり水が出るまで水やりをし、日当たりの良い所にプランターをおけば作業は終了です。
ミニトマトの育て方:わき芽かきの注意点
おいしいミニトマトを育てるためにはお手入れが必要です。
必要なお手入れは「わき芽」というものをとっていくわき芽かきという作業です。
わき芽とは
葉や茎の付け根から出てくる芽のことで、このわき芽を放置しておくと栄養が分散されミニトマトの実の数が少なくなったり味にも影響したりと、わき芽かきは欠かせません。
わき芽かきはハサミから雑菌が入るかもしれないので、ハサミを使わないで手でとった方がいいとのこと。
バゲットガーデンのアドバイザー園芸家、深町貴子さんによると
ミニトマトの育て方:追肥のタイミング
成長に必要な養分を加えるために、追肥で栄養を与えます。
バゲットガーデンで使うのは初心者でも簡単に扱える野菜用の液体肥料800ミリリットルで、1000円前後で購入できます。
商品に記載されている希釈倍率に沿って水で薄めて使います。
肥料は約2週間ごとに与えましょう。
収穫は7月初旬予定です。
ミニトマトの育て方 :収穫後のお手入れ方法
ミニトマトの実がおいしそうに赤く色付いたらいよいよ収穫です。
ミニトマトのように何度も実をつける植物は、また実がなるように収穫した後のお手入れが大切です。
いらない葉っぱの部分は切りましょう。
ミニトマトは実が収穫できる大きさに成長したらそこから下の葉を取ります。
そうすることで他の葉や実に栄養がいきやすくなり、また実をつけてくれるんです。
ミニトマトの葉が枯れる原因
ミニトマトの葉が枯れ始めてしまうことがあります。
葉っぱが枯れる原因は
日照不足や風通しが悪いこと、水の与えすぎ、病気や害虫によるものなど様々です。
バゲットガーデンで育てているミニトマトの葉が枯れてしまった原因は「ハダニ」でした。
ミニトマトのハダニ駆除の仕方
ハダニの見つけ方は?
ハダニは肉眼では見つけにくいほど小さな虫です。
では気付くためには何に気をつけたら良いのでしょうか?
葉の表面に針で刺したような跡がついていたり、葉の色が悪くなっていたらハダニを疑った方がいいです。
ハダニの撃退法は?
雨が降ると一緒に流されてしまうぐらい、ハダニは水が苦手です。
量が少なければ霧吹きで水をかけて洗い流してしまえば 退治できます。
2・3日おきに水をかけると、どんどん数が減ってきたり予防にもなるので、時々水をかけることが大切です。
マンションや軒下など雨に当たりにくい場所で育てている場合は、こまめに水をかけてあげましょう。
そしてハダニが大量に発生してしまった場合は、ホームセンターなどで売られているハダニに効く有機栽培用の薬で退治しましょう。
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ハダニによって葉が枯れてしまったら
元気な芽を残して枯れた葉と実を取り除き、元気な部分に栄養がいくようにすれば復活する可能性があります。
ミニトマトは環境にもよりますが12月頃まで実ができるそうです。
ミニトマトとバジル・チャイブの寄せ植えは相性抜群!プランターでの育て方【バゲット】5/25まとめ
相性抜群の組み合わせ、ミニトマト・バジル・チャイブのプランターでの寄せ植えの育て方についてまとめました。
ミニトマト・バジル・チャイブの育てるポイント3つ
- ミニトマトの成長を助けるバジル・チャイブと一緒に育てる。
- ミニトマトは斜めに植える。
- 早く根を張らせるために仮支柱をさす。
この3つのポイントを参考に、ミニトマトと相性抜群のコンパニオンプランツ、バジル・チャイブの寄せ植えを作っておいしいトマトを収穫してみてはいかがですか。
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